プロフィール

九粍亭風穴

Author:九粍亭風穴
九粍亭
風穴
敬って
申す

pixiv
こぼれ話(twitter)
お絵描き掲示板
BULLETMARKS旧館

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


--月--日(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
11月06日(日)

どんな悲劇に埋もれた場所にでも

ちょっと思い立って、仙台へ行って参りました。
~九粍亭風穴in杜の都 無計画ぶらり旅 前篇~

043-2.jpg

元々はボランティアツアーとして岩手へ行く筈が
最少催行人数に足らず、おジャンになりまして。
せっかくなのでその少し手前、以前一度行ったことのある仙台へ
観光、散財、視察と色々兼ねて、お邪魔してこようと思った次第で。

名古屋の名鉄バスセンターから夜行高速バスで仙台駅前へ。
本当は一万円少々するところが、東北応援価格で片道8000円。

市内周遊バス「るーぷる仙台」に乗って、最初に行ったのが「晩翠草堂」
「荒城の月」の作詞者、土井晩翠が晩年過ごした家です。
土井晩翠は全然知らないながらも、ただ風情ある佇まいに惹かれて
何の気なしにふらふらとあがりこんでみましたらば。

008-2.jpg

昭和24年に建てられたその小さな日本家屋は、近代的な都市の中で
その当時そのまま、時間が止まったかのような別世界でした。
襟無しシャツとチョッキ姿の管理人さんが解説をしてくれるのですが
その人もまた、セピア色の写真から抜け出してきたような雰囲気だったり。

思わぬ穴場をいきなり見つけてほっこりしたあとは、
あの伊達政宗の墓所、瑞鳳殿へ向かいます。

029.jpg

安土桃山文化を象徴する豪華絢爛な霊廟と、それを包み込むように生い茂る森。
石段の上から敷地を眺めれば、上空には鳶が舞い、鳴き声が遠く響いていました。

そこからさっそく仙台城へ。御馴染み伊達政宗の騎馬像のあるところですね。
とはいえ城自体は戦災を経て今や城址、それを詠んだのが荒城の月らしいんですが。
力強くシブい政宗公の勇姿は御覧の通り健在、観光客で賑わってます。
資料館やお土産どころ、飲食店もあり、流石は仙台の名所といった趣。

隣接する宮城縣護國神社にお参り、お賽銭を差し上げて二礼二拍手一礼。
何故かこの柏手が毎回うまく鳴らせず、神社に行く度に恥をかいております。
と、そんな私の傍らに、御年80は越しておられようかというお爺さんの姿。
深々と二礼し、すっと両手を掲げ、ゆっくりと音高く、見事な柏手を打たれました。

そのまま深々と、腰を90度以上曲げ、一心に祈っていらっしゃいました。
私と同じくらいの歳で戦地に散っていった人達の為にか、そのままずっと顔を上げず。
痛ましいような有難いような、複雑な気持ちでその場をそっと後にし、
恋御籤なんぞ引いてしまいました。大吉でした。

049.jpg

お目当の牛タン定食。厚切りの牛タンは炭火焼、香ばしさと歯応えが堪りません!
ほっかほかの麦飯をほおばり、さっぱり浅漬けで口をリセットしてまた肉を味わう。
青唐辛子の味噌漬けは辛みと苦みが絶妙な大人の味、初めて食べた時は仰天したもんでした。
おつゆの具は、とろけるテール肉としゃきしゃきのネギ。大満足の昼食でございました。

その後は丘を下りて市街地散策、大崎八幡宮にお参りして絵馬なんて眺めてみたり。
レンタサイクルで漕ぎ出して、小さな和菓子屋さんに行ってずんだ餅を食べたり。
枝豆餡の上品な甘さとほのかな塩味、香り豊かで柔らかいお餅が本当に美味しい!
銘菓と称されるだけの貫録は充分にありました。餅は餅屋です、本当に。

そんなこんなで11月の陽は早々に暮れて、当日予約した安い宿に転がり込み、
缶ビールなんぞ飲んじゃって「世界ふれあい街歩き」なんて観たりして。
この時点では翌日に関して全くのノープラン。私にしては奇跡的に珍しい、
完全無計画一人旅の一日目は、こうして終わったのでした。

後編へ続く…
スポンサーサイト
 

Trackback

URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 

Comment


    
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。